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| 1日目-----2004/04/23 |
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ついにアメリカ本土初上陸の日がやってまいりました!
成田空港から約15時間のフライトの為、機内でよく眠れるように
【必殺寝不足作戦!】で挑む。お店から帰り2〜3時間の睡眠で成田空港へ。
いつもなら車で成田まで行くのですが、Mgrの通勤があるので 初電車 。成田エクスプレスに乗り成田第2エアーターミナルまで。時間を読み間違えお昼に到着。午後3:00頃の便の為余裕があります。少々早く到着してしまったので腹ごしらえ。空港内のレストランで軽くパスタを食べフラフラしていると、栃木県の小山にある 『
珈琲工房 ほろにが
』 の小島さんから携帯に連絡が入る。すぐに落ち合えまたフラフラしていると、『玉川珈琲クラブ』 の菊池さんと会う。小島さん情報によると ガラが悪くちょっと恐そうな顔をした北海道 『もっとコーヒー』 の渡辺さんらしき人がその辺にブラブラしているらしいとのこと。少々探してみると確かに・・・。(うそです)でもニコニコと寄って来て合流。あとは『珈琲工房ホリグチ』の皆さんと合流する のみ。
出発手続きのロビーで無事に堀口さんグループと合流。いよいよチェックイン。手荷物を預けるためにX線を通し中の確認。先頭を行く堀口さんの荷物がチェックされる。鞄を開け荷物の内容の確認。流石にコーヒーが数袋はいっている。「サンプルだよ。」と言ってはいたが、きっとホテルで飲むに違いない!。流石に用意周到。我々はすっかり忘れておりました。というか、もらえるから良いか等の甘い考えが(これが甘すぎたのであった・・・。)。そうこうしているうちにチェック完了。係りの方が では皆さんOKですよ。???あれっ???。開けられてチェックをされたのは堀口さんのみ。「なんでだぁ?俺だけ?」と苦笑。やぶ蛇にならないよう我々はそそくさとカウンターへ。
無事に飛行機に乗り込みフライト。皆席はバラバラ。しかし永い・・・。半日以上飛行機の中に同じ姿勢で座っている。落ち着きのない私にとっては 苦痛極まりない拷問と同じ。その拷問に耐え、特に変わった出来事もな経由地WヒューストンWに到着。ヒューストンと言えば何故か 宇宙飛行士 を思い出す。アポロ13等でひっきりなしに呼びかけていたからであろうか?ロケットを探すが見当たらない。打ち上げはテキサスで行われるということは後で分かったこと。そのときは隣のデカくやや陽気なアメリカンごしに窓の外をひたすら見続けたおかしな日本人になりました。
現地時間14:00。日本時間1:00位。眠い目を擦りながら入国審査。いつも思うのですが、入国審査のおじさんたちは無愛想。なにかプレッシャーを与えるような仕草。まぁ仕方ないか。「何人で来た?」「どこに行く?」「旅行目的は?」等と軽く質問をされ無事スルー。とりあえずその場を離れバッグを受け取る為少し移動。そのときはまだ誰も何事もなかったように話をしながら歩いていた。少したち?「あれ伊藤君と菊池さんは?」と堀口さんがつぶやく。
な、なんと!菊池さんが何処かに連れ去られたらしいとのこと。珈琲工房の伊藤さんが「入国管理官に菊池さんが連れて行かれました!」と報告。伊藤さんが先に外に出て「遅いなぁ」と思っていたところ、菊池さんがうつむきながら連れて行かれるところを何も出来ないまま見送るしかなかったらしい。うつむきながら管理官により連行され、ただうなだれながら虚を見つめる菊池さんを助けられなかった自分を悔やむ伊藤さんを傍らに、大笑いをしている私と小島さん。
つられて笑ってしまった堀口さん。かなり対照的な陰陽を表していたであろう。
少し時間が永い。やや心配色が強まってきたところに 「いやぁ〜まいったまいった。」 と菊池さんが開放されてきた。全員に質問攻めに合う菊池さん。しかし、本人も何故かわかっておらずノンキな雰囲気。流石は菊池さん。この人はかなりの図太さを持っているのである。この日から 菊池さんはイジラレキャラ になり、ほぼ毎日我々の為にネタを提供してくださる事となりました。
トランジットの待ち時間を利用し、小島さんと空港内のSタバへ行く。まずはその大きさにビックリ!!。最低が日本で言うトールサイズ。しかも本日のコーヒーが$1.67。安すぎる。味は煮詰まりぎみ。しかも苦味が目立つ。繊細さがない。でもこの値段でこの量ならば致し方ないと思わせる。少々厳しい判定をしたが、日本の同レベルのも値段のものと比べるとはるかに良い。致し方ない。生豆のレベルが違いすぎる。カフェラテをたのんだ小島さんは「大きいほう」といってしまった為とんでもない量のカフェラテを飲むハメに。しかもこちらはかなり×。日本で飲むほうがまだ良いかも。この時点で普段飲むコーヒーに不安感が・・・。タポタポのお腹を支えつつ飛行機に乗り込む。
今回はトランジットであった為入国審査はありませんでした。菊池さんがホッとしたのはいうまでもない。しかし、何故菊池さんはヒューストンで連衡されてしまったのであろうか。あまり考えても意味がないのでご興味のある方は直接お伺い下さい。到着後とりたてて面白い事もないまま滞在先のシェラトンホテルへ。
チェックインをして部屋へ。ルームメイトは小島さん。夕食の待ち合わせ時間にロビーへ行く。食べ物は前菜・メインと選べる。私はシーザースサラダとリブロースステーキを頼む。「焼き方は?」と丁寧に対応されたのでミデアムレアでお願いをした。しかしこの地は日本ではない。繊細さに乏しい彼らは全く火が通っていないお肉を運んできました。表面だけはしっかりと焼けているのに中は生。これくらいなら私にもできます。もう少し手を加えて欲しかった。BSC問題等すっかり抜けていた私の前にある巨大な肉塊。 デカイ 。かなりの量のお肉。食べ物を残すのは私の流儀(?)に反する為食べきる。頑張りました。食後は部屋に戻り 珈琲工房 の山中さん達といろいろなお話をし時間があっという間に流れる。時計は4:00。起床予定は6:00。お昼寝のような睡眠をする。
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| 2日目-----04/24 |
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台湾から出席の 三上さん夫妻 と合流。
今日はSCAAカンファレンス初日。会場は12:00から。
我々のグループは 『レインフォレスト アライアンス』 よりブレックファーストミーティングのお誘いを受けていた為8:00に会場へ。
『レインフォレストアライアンス』とは
地球環境保全にむけて、熱帯雨林の維持を目的に1987年に設立された国際的な非営利環境保護団体です。主な活動内容は、熱帯雨林の鳥獣保護地域の野生動物の保護や森林の保護、労働者の福利厚生などで、その活動の一環として当該地域の農作物の認証も行っており、コーヒーは、木材やバナナと並んで主要な認証対象作物となっています。
コーヒーに関する認証取得には、農園とその周辺の生態系保護、使用農薬の規制や廃棄物の管理など多項目の基準が定められており、これらの厳しい基準どおり栽培されたコーヒーのみがその認証を受けることができます。 当店では2004.04.28現在 コロンビア オズワルド農園 がその認証を受けた豆です。
レインフォレストの農園を対象にニューヨークでカッピングが事前に行われていた。その上位8位の表彰。その後野生動物保護団体が
コーヒー農園の環境作りが渡り鳥に好影響を与え、結果的に経済面や環境面に大きく貢献が出来ることを訴えていた。
いろいろなデータの発表、農園の方の講演、全て英語。当たり前です。以前はもう少し英語に慣れていた為ヒアリングはある程度できたのですが、ここで?!聞けない事が判明。やばい、この2年くらいの間なにもやっていなかったし、接触もなかった為、全くわからなくなっている。以前は年に3〜4回は海外に出かけお話をしていたし、映画も良くみていた。今はお店の往復、休日もお店、うちでは寝るだけ。これはいかん。早速昔友達に借りてそのまま押入れに眠っている『家出のドリッピー』をやらねば!と思ってしまった。ちなみに今回の通訳は 伊藤さん 以前仕事でアメリカに滞在していたこともあり英語は完璧。もちろん 家出のドリッピー も完璧に覚えている。流石です。
お話終了後そのまま食事を続けていると、ニカラグアの農園主がやってきて陽気に話し出す。最後には もっとコーヒーの渡辺さんに「うちの4女のお婿さんに来ないか?」と関係ない話にそれる。この話がまとまると渡辺さんは一気に農園主、ホテル支配人他の称号を得ることになったのだがあまり乗り気ではなさそう。
ちなみに食事はビュッフェスタイル。手分けをしテーブルに食材を確保。他のテーブルは個々が皿にとってきているのに対し、中華のテーブルのように食べ物で飾られたテーブルは他の方々より羨ましがられたのは言うまでもない。
レインフォレストのミーティングも終わり、会場に行ったがまだ入れず。さてどうしようと皆で思案。会場のすぐ横に CNN があった為そこの見学会に参加することとなりました。約45分のショートツアー。そこのコンダクターである職員の方は、まるで舞台女優のようなしっかりとした喋り。くちを大きく開けしっかりと発音をしている。流石です。でもよくわからないまま終了。大会中のサンプルや資料をいただく為のCNNロゴ入りリュックを$20で購入した。まだ時間がある為CNNのセンター内で軽く食事をすることに。
現在アメリカのコーヒーではSタバがトップらしい。しかし、クオリティーの面で頑張っているのがDンキンドーナツ。その味確認もある為、食事はファーストフードとなる。というか、それしかなかった。Dドーナツのコーヒーも昨日のSタバ同様の評価。チェーン展開ではいたしかたないのであろう。他の店のコーヒーは飲むこともできないほどの×さ。仕方がないので炭酸類ですっきりしようと購入したレモネード
いざ手元に渡されたときに?!ピンク色。わざわざこんな色をつけなくても・・・。アトランタでの観光は結果的にこのCNNのみとなりました。
ようやく時間となり、いよいよSCAAカンファレンス会場へ。初日のうちにサンプルを確保しないと2日目には もうない ということも多いとの事で気合を入れる。会場入り口 コロンビアのオズワルドさん とあう。エスカレーターで2フロア下り入り口。入り口すぐにメキシコブース、少し先のガテマラ、とまわり始めるや否や ブラジルチーマ農園のグラウシオさんや、カショエイラの関係者等色々な農園の方々に会う。それぞれのブースでいろいろとお話をし資料をいただく。会場は広く、中には如何わしい業者も。途中渡辺さんがコロンビアのナリーニョのエクスポーターという2人組みに捕まり話をされていた。どうも逃げ損ねたらしい。やはりその悲運を皆で面白がる。でも可愛そうなので助けに行く。「我々のボスが興味を持ったら連絡をするよ。」と一生懸命告げる。山中さんが「あっ!our bossだ」とボソッとささやく。目をやるとまずいので知らないフリをする。その横をなにも気づかない様子のOur Bossが通り過ぎる。実に面白いタイミング。まだ他にもいろいろな出来事がありましたが書けないものもある為割愛。しかし、その中でも 菊池さん が大活躍をしていたことは言うまでもない。エヘヘ(このエヘヘ意味を知りたい方はやはり町田でご確認下さい)。
夕食は 日本コーヒー文化学会 の方々と合流し 鉄板焼き のお店へ。 松島よりお一人で参加されている方とコーヒーについていろいろお話をする。今までコーヒーはお好きでなかったとのこと。この2〜3年で突然興味がわいたとのこと。100gで販売をしてくれるお店が少なく困っているらしい。また、お店によってはやはり飲めないものが沢山あるとのこと。お店への確認の仕方などをお伝えする。その傍らではヘラをカンカンさせながらのアトラクションを繰り広げるコックさんがいた。参加者のどなたかが「焙煎にもこういったアクションが必要だ!焙煎スプーンをカンカン鳴らして豆を上に放り投げ元に戻すんだ!」と話していたらしい。やはり捕まっていたのは渡辺さんであった。。。
夕食を終え部屋に戻る。ここからまた語りがスタート。またもや時計は3:00に。明日は朝7:00からガテマラのブレックファーストミーティング。
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| 3日目-----04/25 |
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朝6:00に起床し、ロビーへ。
本日は ガテマラのブレックファーストミーティング。
会場がいつもの会場ではなく別のホテルとなる為やや迷う。
到着し、テーブルに着く。日本より今回のSCAAアトランタ大会に参加されている別グループの方と一緒の席になる。
ある缶コーヒーをメインとした会社の方々と会うが、なにか違和感を感じる。なにか偉いんだぞ〜ぉオーラを発していて、同行している若い方も同じよう。考え方はいろいろとあると思いますし、商売の仕方もいろいろとあると思います。しかし、ハイクオリティーを目指し努力をしている方々の目の前で うちはいくら以上の豆は必要ない と言っている。日本語が通じないからと言ってこのような場での発言とは思えない。では何故この場にいるのか?と疑問さえ感じてしまう。SCAA参加の目的は何なのだろう?ただ参加することで満足であるならば如何なものかと思うし、名のみの協会加入は本質的に如何であるかとも思う。
日本での多くは名声が目立つ。名実ともに優れたコーヒーを提供しているお店が少ないのはこれらの弊害となるべきステータスが原因であるのかもしれない。本気で目標に対して進んでいる生産者やロースターが参加している諸外国に対し、旅行気分の日本では明確な差が出て当然。と思ってしまった一時。
グアテマラにとって北米が最大の市場である。しかし、最近日本への輸出量の割合が増加。また輸出コーヒーの質の向上といった点から、ここ数年の間で日本の市場に対する注目度は上がっている。
ブレックファーストミーティング終了後、時間があった為、みんなで町のカフェを探しに出る。しかし、アトランタのビジネス街、しかも日曜日。お店がどこもやっていない。それにカフェというものがない。「あれはどうかな?」と指差すところは超高級ホテルのフランス風カフェ。そもそもその時の我々のいでたちはGパン・シャツ・タイなし。当然入店すらさせてもらえないいでたちである。諦めホテルで小休止。
本日の目的は各ブースの詳細確認。一番印象的なブースは エチオピア。 簡易的ではありますが、コーヒーセレモニーを再現していた。車座に座りもてなしをうける。セレモニーは初体験。コーヒーはかなり濃厚であった。またカメルーンでは、サンプルのカップは熟した果実系の独特の香りで、興味深い味わいであった。
とあるブースを覘く。そこのコーヒーがどのような味かチェックをしたかった為飲んでみる。特に際立つものはないが、決して不味いものではない。たまたま新しいコーヒーを淹れるタイミング。!?ビックリ?!
細かめに挽いた粉を入れ、まず少量のお湯を入れる。お湯を入れてどろんこのようになっている粉をヘラでかき回している。「何してるの?」思わず聞いてみたところ、返事は「コーヒーを淹れているんだよ。」内心 「知ってるって。。。」 と思いつつもそれ以上のツッコミができず「そうなんだぁ。。。」とコメントし以下諦める。残念。ここに伊藤さんか三上さんがいればその国のコーヒーの淹れ方を教えてもらえたかもしれない・・・。ドリッピーの声が聞こえてくるような気がした。。。
夕方より
圓尾修三氏のセミナー、「日本のコーヒー市場における光と陰」に参加する。同時通訳のモニターを借りるがものすごく聞きづらい通訳。伊藤さんや三上さんの奥様の流暢さが際立つ。三上さんの奥様は台湾の方。日本語・英語も堪能。すごい。。。しかもいつも爽やかな笑顔を絶やさない。やはりすごい。。。
ここで真剣に英語の勉強を意識しました。
その後の予定もあったのですが、若干のゴタゴタがあった為ホテルに戻る。戻る途中にハワイの松本さんと会う。相変わらず元気そう。今回は別の用事もあり、ニューヨークに立ち寄られ、知人の方々と視察とのこと。
本日の夕食は 中華料理 お店に入るとすぐに有名人の写真がお出迎え。昨日の鉄板焼きもそうでしたが何故か有名人の写真が飾ってある。日本の色紙みたいなものであろうか?でも、有名店の場合はほとんど色紙などかざっていない。町の中の大き目のレストランなのになぁ。お店の中で某日本のロースターグループとすれ違う。目が合ったのでとりあえず会釈をしてみる。しかし無視。それならば見なければ良いのになぁ。。。等と思いつつ席へ。本日の席は ブラウンチップ
繁田さん の横。この方はその容貌通りすごく陽気で気さくな方。私もちょっと調子に乗り、あっという間に我々のテーブルは笑いの渦。我々のテーブルは全員自己紹介がてらのコーヒーのきっかけや、面白い話を発表しなくてはいけないことになり、「面白い話なんてなにもないよ〜ぅ」と言っていた旭屋出版の 井上さん の隠しネタが炸裂!! お腹がよじれるくらい笑った。このような場で真面目に気取っていてもつまらない。ネタがなくても何かを言えば必ず面白い誰かがツッコンでくれてどうにかなるもの。真面目にしか話せなかった方は 繁田さん や 井上さん を是非参考にされると良いでしょう。いよいよ トリ の私の番。いっちょやったるか〜ぁ とネタを固めて話し出したところでツアコンが割ってはいる。この方はいつもタイミングの悪い方でした。別のときにも誰かが話をしている途中にとめる。今回は私が被害者。笑いの神が降りることがないまま終了。。。消化不良。。。このうっぷんは同部屋の小島さんにそそがれた事は言うまでもない。部屋でも笑いの神は降りてこなかった・・・。この日も睡眠時間2〜3時間。 |
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| 4日目-----04/26 |
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今日は堀口さんの講演の日。
前日夜に「緊張するな〜ぁ」と言いながら部屋に戻って行った姿を思い出す。思い出しながらも色々な意味で楽しみ。小島さんとホテルの朝食へ。ビュッフェスタイル。日本ではよく バイキング と言っているが、この バイキング は某ホテルのレストランの名前。日本で初めてビュッフェスタイルの提供を行ったことからこの名前に落ち着いた。たまたまいらした 珈琲と文化 という冊子を出されている いなほ書房の 星田さん と食事。いろいろ話をしているうちに時間が来る。急いで部屋に戻り準備。とりあえず持ってきていたブレザーを着ることにした。今までこれに袖を通す機会がなかった。
会場に到着、やや緊張した面持ちの堀口さんが講演の会場の前にいた。通訳係りの伊藤さんも一緒。伊藤さんは余裕。後で知ったのですが(本人から伺った)某団体の広報でプレス等のマスコミ対応を行っていたことがあるとの事。納得。
堀口さんの講演は、日本のコーヒー市場の現状や生豆流通体制、生じつつあるスペシャリティコーヒー市場のための新たな流通体制といった内容。すべて英語でスピーチしていた。世界の大舞台。日本の代表として満足のいくもの。日本のコーヒー関係者も多く参加していた。
いずれはこのようにならないといけないと感じた。そのためには新しい事への探究心を今よりも更に持ち、日々見聞を深め、しかっりとした珈琲に関する考え方や事実の体系化をし、世に認められなくてはならない。何故か高校時代に通っていた予備校に張ってあった W日々是決戦W という文字を思い出した。時代は常に動いている。世界も常に動いている。しりごみ等していてはいつまでたってもスペシャルティコーヒーは一部分の方々だけの楽しみとなってしまう。本当はコーヒーを飲まれる方々がすぐに手に届くところにあり、楽しんでいただけるものなのに。頑張らねば。。。とあらためて思わされる時間となった。
カンファレンスは最終日。各ブースも撤収の準備を始める。今日の夜は部屋で参加メンバーみんな一緒にコーヒーを飲む事になっている。ゆえに各自炒り豆、もしくは粉を確保することが(サブ)ミッションとなっている。しかし、淹れる器具がない。その為この数日間部屋での断コーヒーの我慢を享受させられてきたのである。器具の確保も最終命題となっていた。手分けをし、必死に各ブースを回る。今回は伊藤さんも一緒。心強い。山中さんと伊藤さん3人でそ知らぬ顔をし各ブースのサンプル確保をする。粉はGet!! しかし器具がまだ、死に物狂いでサンプル交渉をするがやはりダメ。器具は惨敗。。。生豆のサンプルは期間中に交渉してあった為無事Get!(というか、これが本来のミッション)。
初めての世界的なコーヒーの祭典参加、(サブ)ミッションの未完遂と名残惜しさが残るまま会場を後に・・・。
夜今ツアー参加者全員で最後の晩餐。初日と同じレストラン。同じ鉄は踏まない! ということで今回はステーキを頼むのはやめる。ラムの云々というものを注文するがやはり期待を裏切らない味(大味)。日本のような繊細を期待してはいけない。終了間際、セラードのブラジル駐在員アキオさん等今回のツアーを影で支えてくださった皆さんの労をねぎらい終了。
部屋に戻り帰りの支度をする。私の場合、海外=ダイビングが普通のパターン。帰りの支度は機材を水につけ塩抜きし乾燥、カメラのハウジングの隙間にある水をブリュワーで飛ばし、綿棒で拭いたりとかなりの作業があった。しかし、今回はサンプルをつめ、着替えを入れなおすだけ。すぐに終了。簡単すぎて忘れ物などとても気になる。A型のせいでしょうか。。。
片付けも終了したので皆さんに電話。菊池さんや渡辺さんは不通。もう寝てしまったらしい。申し訳ないので無理には起こさず。器具のない状態でどうしようか考えた。とりあえず部屋に備え付けのコーヒーメーカーがあるのでお湯はOK。しかし、何故コーヒーメーカーに濾紙がついていないのだろうか?。ホテルの部屋備え付けのコーヒーはティーバックのようなパックに粉が入っていて、そのパックを上部にそのまま入れスイッチを押す。そのようなものであった為濾紙がない。「仕方がない」ということで粉に直接お湯を入れる。とりあえず飲めた。ただ飲むだけでは悔しいので WカッピングW の時のように粉の状態、液体の状態のチェック、カップにしたときのチェックを行った。その後捨てずに飲む。次回は絶対コーヒー・器具持参。
部屋に集まったメンバーでまた今後についてのこといろいろと話す。やはり今のコーヒーを取り巻く状況に不満を持つ。スペシャルティコーヒーを牽引する力よりもコマーシャルコーヒーを牽引する力の方が遥かに強い。また、根拠のないスペシャルティコーヒーを販売する中規模の会社にも今のままでは太刀打ちできない。いくら正しいモノを提供していこうが、結局は資本力があり、販売量が多いところが主導権を持つ。要するにどのようなものであろうと売れている店が正義となり、我々のような小規模でスペシャルティコーヒーを提供している店は賊軍となってしまうのが市場の原理。悲しいかなこれが現実です。資本をかけずにどのように市場に訴求をして行くか、これらのことをもっと考えていかねばならない。力が全てのような感は否めない現状ではあるが、その現状を打破すべく草の根運動をせねば何も変わらない。ガテマラはもっと高品質のコーヒーに力を入れていくと発表していた。このように生産者が努力を始めている。これからはもっと良いものが市場に出やすくなる可能性が高まるであろうと思われる。たまに穿った見方をされ、「現在の一般的なコーヒーが市場に認められているのだからそれが需要であり何の問題もない」と言われます。ほんとうにそうなのでしょうか?。出所もわからず、いつ収穫されたものかも分からず、元々それだけの価値があるものかどうかも不明なモノに対し消費者がそれだけの対価を支払うジャッジが何故できるのでしょうか?
御幣がある可能性が高いのですが、いまの一般的なコーヒーが非常に高すぎる状況を隠しているに過ぎない現状を、如何に知られないで販売をしていくか、現状のコーヒーを市場のお客様に対し難しい薀蓄を話し分かりづらいものとし無理な正当性をアピールしている。それらのことを市場のお客様が知ったときに同じコメントが出来るはずがないと思われます。鳥インフルエンザや牛乳、外国産牛肉の偽装、長期間売れ残っていた卵等顕著化している最近の食品業界に見える「正統性のない販売」をご覧下さい。消費者を無視した心無いメーカー側の勝手な利益獲得方法がこれらの事を引き起こしたということは消費者が理解しえる現実となっているのです。W売れれば正義Wをまかり通らせている責任は我々にもあり、市場の消費者の皆様に本当に正しい情報を知らせられていない。正しい情報の中から今までの一般的なものが選択をされるのであれば問題にはならない。しかしそうではない。今回の視察で本当に我々のグループは、もっと問題意識を持ち本腰を入れて事を起こさねばいけない時期に来ていると痛感した。
日本の市場全体は世界のコーヒー市場と比べ遅れてしまっている。
ハイクオリティーのコーヒーを手に入れることは決して難しいことではない。我々にもう少し力があれば必ずもっともっと高いクオリティーのコーヒーを日本中の皆様に楽しんでいただける。その為に必死に努力をし、啓蒙活動を邁進していかねばならないと考えさせられる良いきっかけとなった。これからも本来のコーヒーをご提供する為に誠心誠意一生懸命頑張ってまいります!!
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